【期間工の保険】社会保険や労災保険について分かりやすく解説します
ツイートこんにちは。管理人のトナカイです。
今日は少し難しい話題になりますが、社会保険と労災保険について紹介したいと思います。
難しいテーマなので、なるべく噛み砕いて説明したいと思いますが、皆さん眠くならないでください。
ではいってみましょう。
社会保険とはなんぞや
社会保険料は毎月給料から天引きされていきますが、その内容について知っている人はほとんどいないのではないでしょうか。
社会保険は5つの保険の総称のことを言います。
社会保険の5つの保険はこれだ!
介護保険
年金保険
雇用保険
労災保険
この5つから成り立っています。
皆さんご存知でしたたか?
管理人はハッキリ言うとこの記事を書くまで知りませんでした。
これらの保険料が毎月給料から引かれていたんですねー
医療保険は自分が医療を受けるときの自己負担分を軽減するために入る保険、介護保険は将来の介護負担に対する保険ですのでまだ分かりやすい気がします。
今回は、年金保険、雇用保険、労災保険にピックアップをしてお届けします。
とくに労災保険についてはお世話になる可能性もあるのでしっかりと説明したいと思っています。
社会保険の費用は?
社会保険は収入によって変わってきますが、基本的に費用負担する費用は会社と労働者で折半です。
労使折半という言葉、聞いたことありませんか?
健康基本保険料…4,600円
健康特別保険料…3,700円
雇用保険料…1,000円
ある自動車メーカーの給料では上記のような金額で推移しています。
ちょっと年金保険が高すぎやしないか!?
ニートや引きこもりの人が加入する国民年金だと月々16,260円なのに、なんで25,000円もとられるの?
大手自動車メーカーがもしかしてチョロマカシテイル!?
と、疑問に思う方もいるかもしれません。
働く人の年金は厚生年金というものに加入します。
厚生年金というのは、
「国民年金にプラス働いてる分上乗せします」
というもので、当然将来年金としてもらえる額も上乗せされた額でもらえるんです。
まぁ、それだけで老後は万全っていうほどでもないから困るんですが。
自分がこのまま60歳まで完璧に納めたらいくら貰えるかは年金事務所に問い合わせれば教えてくれます!
健康保険の基本と特別って何?
これは使われ方が違うというものです。
基本保険料は保健福祉事業に使われる保険料
特別保険料は高齢者医療に対して使われる保険料
です。
まさに支えあいですね。
少子化が進む中、我々を支えてくれるのは誰でしょうか。
雇用保険の知識
自己都合(自分から辞めまーす)と、会社都合(リストラ)の退職によって違いはありますが、退職後に生活に困らないように国が一時金を支援するよというものです。
それを働いている時からあらかじめ払っているんです。
期間工は2年11ヶ月とかの勤務なので、退職後に貰える受給期間は90日です。
会社都合だと7日間、自己都合だと3ヶ月の待機期間がありますね。
源泉徴収
こうしたものは源泉徴収なので、あぁ〜結構引かれてるなぁ〜としか見ないものですが、内訳を調べてみると本当に納得して給料をもらえる気がします。
なので、こうした事を踏まえて見てみるのもいいかもしれないですね。
労災保険の知識
「このケガ労災下りますかねー」
こういう会話が現場では飛び交うことがあると思います。
労災保険は使う機会が無いに越したことないけど、使うときに困らないように少し知っておきましょう。
労災保険を月々いくら払ってるか知っていますか?
労災保険も保険なので、掛け金が要ります。
例えば給与が30万円支給された時には1,650円が労災保険で必要になります。
でも労災保険料という項目は給与明細にはありません。
それはこの保険料は全額事業主の負担だからです。
正社員はもちろん、期間従業員、パートからアルバイトまで、とにかく人を雇えば絶対に会社が保険に入らないといけない決まりになっています。会社さんありがとうございます。
どんなときに使えるの?
労災保険が適用になるのは、仕事中とか通勤中に起きた病気、事故、怪我、障害、死亡などなどに使えます。
通勤経路はちゃんと申請した経路じゃないとダメだよ、という決まりがあるので要注意です。
期間工のバス通勤は問題なく適用されるので、例えば「通勤中バスの中で心臓発作がー!」という事態になっても保険が適用されます。
専門用語的には、
という2種類に分けられていますが、僕たちからすればあんまり変わりないです。
労災保険の中にも色々種類があります
労災労災って言うけど、支払われる種類が色々なんで、ちょっと簡単に説明します。
会社のケガとか病気で病院に行った
療養給付っていうんですが、病院に行った時に「労災ですか?」と聞かれる時に「はい」って言うと適用されます。
病院で労災を使う場合は必ず組長に確認を取ってからにしましょう。勝手に使うと解雇されかねないです!
必ず先に上司に相談をしてから使いましょうね。
この時一時的に立て替えが発生する場合がありますが、労災保険を使う場合の医療費は基本的に全額免除なので、健康保険で3割負担を支払わないようにだけ注意してください。
会社が原因で休むときの補償
業務中に病気・ケガをしてしまって、休んだ時に、
数日休むけど年休無いしどうしよう…
と不安になる事あるあるですよね。
賃金が支払われない休業が4日以上あるとき、4日目から給料の60%が支給されるという労災があります。
4日目から支給されるんなら、最初の3日だけ年休使おうと思う人、年休は賃金が支払われるので要注意です。
賃金が支払われない休業が必要です。
会社が原因じゃないけど休むときの補償
会社が原因のケガや病気じゃない場合は?
例えば、寮に居る時にケガして休む事になったら労災は使えません。
その場合は社会保険が適用になるのでご安心を!
3日以上休む場合に、4日目から支給額の3分の2が支給されます。
これは保険を使った診断を受けてから、会社に対して傷病手当を使いたいと申請する必要があります。
ちなみに支払われる期間は4日目から1年6ヶ月目まで支払われることになっていますが、期間工の場合は最初の更新時に解雇になってしまうと思います。
まとめ
社会保険と労災保険について説明してきましたが、さすが期間工は大手メーカーに勤めるだけあって、社会保険や労災保険といったものはしっかりしています。
その代わり、しっかり給料から天引きされています。
保険はあくまで使用する前提で作られていません。
期間工としての一番は、ケガも病気もなく満了することです。
なので万一の場合もこんな手当があるから焦らずに!という事を覚えといていただけたら安心して期間工ライフを過ごせるのではないでしょうか。
さぁ今日も1日、安全にいきましょう!